無題。
先日のニュースで、厚生労働大臣が雇用対策として、製造業で仕事を失った人材を介護へシフトするプランを発表していました。
確かに介護分野は人手不足だそうで、ニュースも好意的に伝えていたようです。
あきれかえりました。モノが売れないから製造業から人を引き上げましょうと国が言っているのです。
日本は世界に誇れるメイドインジャパンを捨てるのでしょうか?優れた技術力と品質の高さを併せ持つ製造業が今の日本を作り上げたのでは?
技術の進化は激しく、少し立ち止まってしまうとすぐに抜き去られます。時間と人とモチベーションを失ったら、後は衰退あるのみです。
しかも首相がいつも言っている「世界で真っ先に不況から脱する」方法は、高齢者のたんす預金を当てにする事だったのでしょうか。
なぜ世界で最先端を行くクリーンエネルギーを使った技術に資金投入するなり、製造業から離れるにしても、これまた高い技術と品質を誇るアグリ(農業)ビジネスへ力を注ぐなりできないのでしょうか?
これらは外国が買ってくれるモノです。たんす預金は国内だけの需要でしかも限界がすぐに訪れることは目に見えてます。
すごくシンプルで誰でも想像できます。私は支持する政党はありませんが、あまりに場当たりで短絡的な発想を得意げに語る「政府」とやらに本当に失望しました。
ついでにもうひとつ。
今までモノを作る仕事をしていた人が、人を相手にする仕事にそう簡単にシフトできるとは思えません。人にはどうやっても指向性に基づいたモチベーションで動いていると私は考えます。
勿論、食べるために必死になって「変わる」努力をする人も多いでしょう。でも生まれ持った指向性を変えるということは、どこか無理をするということです。
介護する側も、される側も、本当に幸せな結果ははたして生み出されるのでしょうか?
さて、気分を変えて。
新年早々に発売された、テリエ・ゲヴェルトの新作です。しかもピアノがエンリコ・ピエラヌンツィ。いかにもイタリア的な音色の叙情派、大物です。
1曲目、ああこれはピエラヌンツィが強いな、と思いました。シシリアの風が吹いています。大好きなクリスチャン・ジェイコブとの組み合わせのようなしっくり感が感じられません。
しかし、2、3曲目と聴いていくうちに、だんだん両者が近づいてきます。叙情的と一言でいっても、ゲヴェルトとピエラヌンツィの表現方法はアプローチが異なるのは確かだと思いますが、コンビネーションとしては面白いと思いました。
しかしやっぱり私はクリスチャン・ジェイコブとの組み合わせの印象があまりに強すぎて。またいつか組んだ作品が聴きたいです。
■Terje Gewelt "OSLO"
癒し系オススメ
2. Oslo
4. North Prospect
6. Suspension Points
12. Homecoming
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